私は多くの方にいつまでも心身ともに元気でお過ごし頂きたいとの想いから医師になりました。患者様がお元気になられたお姿を見ることほど、嬉しいことはございません。また私は医療を通して、社会問題になっている睡眠障害にも微力ながらも解決の一翼を担えるよう、努めて参りたいと思っています。

中でも睡眠障害は単にご自身の健康だけの問題ではないのです。皆さまは日々、お仕事やお勉強など、社会活動をなさっておられます。睡眠障害や睡眠負債は社会活動を大きく阻害します。

居眠り運転が原因で事故を起こし、人の命を奪ってしまう悲しい出来事も過去にはございました。社会活動の中でお仕事は1日の生活の中でも多くを占める大切な活動です。お仕事や通勤でお車の運転をされる方はかなり多くいらっしゃるでしょう。

居眠り運転が原因の事故は、通常の事故より被害が大きくなります。このような悲惨な事故が無くなるよう、切に願っています。

私たちは医療を通して、睡眠障害や睡眠負債を放置することがないよう、お勤め先の事業者の方々にその大切さをご理解頂き、事業者の方々とともに、これらの問題を解決して参りたいと考えています。また睡眠が充足されなければ、経済的にも大きな損失です。働く人々が健康で文化的な生活を送れることが、一番の幸せではないかと思います。

幸せに暮らせる社会を作るために、私たちはひたむきに努めて参ります。

理事長　和合健彦